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PTSD(心的外傷後ストレス障害)について

前回に記事で、この度の地震での被害を受けた方々について思わず、

PTSDに苦しむことになるのでしょうか・・・

とあっさり書いてしまった理由を、誤解を避けるためにもお伝えしたいと思い、この記事を書きます。

 

それは、私自身がPTSDの苦しみを体験したから、むしろあっさりしか表現出来なかった、

というのが、実は本当のところです。

 

あまり自慢になる話でもないので詳しくは書きませんが、とにかくその苦しみは10年以上も続きました。

 

自分が、いわゆる「心的外傷後ストレス障害」かも知れない・・・と、途中で気づきましたが、

本当に心をコントロールすることが難しくて、それでも子どもの前では必死で平静な振りをしなくてはと頑張るのですが

(子どもから見るとちっとも平静には見えなかったそうですが・・・)

車などで一人になるとかならず、気が狂ったように叫びだす、という異常な状態でした。

 

また、傷ついた原因と似た場面や、その事柄に関連する何かを見たりすると、体験した時の場面や感情がフラッシュバックして、

いつも悲しみで押しつぶされそうになりました。

よくなったかと思っても、何かのたびにまたなって、それが何年も何年も続いて・・・。

 

始めは、創造主に祈ったのですが、あまりの激しい悲しみに、何時間も祈りながら泣いても泣いても泣いても簡単には収まらない感情。

むしろ祈ることで、押さえ込んでいた感情が発露しはじめるので、子どもとの生活や親の介護や頼まれていた歌の指導もあり・・・

祈ることもできなくて、敢えて止めてしまっていた時期もありました。

 

でも、信頼できる愛のあるアフリカ人宣教師の女性が一緒に泣き、支えてくれたり、

むかしよく共に祈ってくれた祈りの友にバッタリ再会して、その方にも共に何度も祈ってもらったりして・・・

こういう友の支えを通して神様の愛が、気づくと私を癒していたのが分かります。

 

こういう苦しみはおそらく、経験した人だけが共感できることではないか?と思います。

 

もしも私の経験が、少しでも皆さんの助けになれば・・・と、願っています。

神様のみこころのままに。

感謝!