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野生動物たち

私たちはなぜか、毎日のように野生動物とよく逢う。

 

これは、自宅に帰る国道の端っこで

倒れていたタヌキちゃん。

 

まだ生きているかも?と思って

車を停めて降りてみました。

でも…残念ながら

いくら声をかけ、のぞき込んでも。。。悲しい状態でした。

ごめんね、ごめんね。

 

人間の罪、本当にごめんね。

 

きっと冬の準備をして、ぽっちゃりしていたタヌキちゃん。

ほんとにかわいかった。

 

何度、こんな場面に遭遇したことか。

 

この後にも、私は二度も

車に轢かれた鹿さんを見ました。

 

一頭は、大きな大きな角をもつ牡鹿で

定山渓付近の国道の端でもがき苦しんでいて

 

かわいそうでかわいそうで…

鹿さん、ごめんね、許してね。。。と泣きながら謝ったけど、

どうしようもできなかった。

 

近くには車のガラスの破片などが飛び散っていました。

 

少し離れたところで停車していた車の運転手は、警察に

いかに車が破損したか。どうしたらいいか?を訴えていたけれど

苦しむ鹿さんには、一切心を向けていなかった。

 

ある夜には、洞爺湖温泉街でフクロウが道の端のほうで

気を失っているのを見つけた。

 

戻って、車から降りると、ハッと目を覚まして

洞爺湖方面に飛んで行ってホッとしました。

 

 

北海道では鹿が増えすぎたといって、「駆除」と言いながら殺し

食べていたりする。

熊も簡単に「駆除」。

 

タヌキは畑を荒らすから、害獣だと

見つけたら当たり前のように殺してる。

 

でも、考えてみてほしい。

 

どうして鹿が増えたのか?

自然のサイクルを無視して、オオカミを絶滅させた結果でしょう?

 

どうして熊も、市街地に食べ物を探しに出てくるようになったのか?

私たち人間が、自然破壊したために山に食べるものがなくなったからでしょう。

 

その熊も、もう絶滅寸前です。

 

エゾタヌキは、世界でも希少な存在なのに、

人間の都合だけで殺してる。

 

動物は、人間の友達として神様が作りました。

聖書、創世記を読めばわかります。

 

殺すためではありません。

食べるためでもありません。

 

飼い犬は家族のようにかわいがるけれども

人間や生き物に

自ら一切害を加えないフレンドリーな気質を持つタヌキは邪魔者として殺し

おとなしい鹿はライフルで殺して食べるのですか?

 

彼らは確かに畑のものを食べますが、それはただ

生きるために必死なだけです。

 

残酷な「駆除」の他に

もっと何か、賢い方法があるし、

人間は愛を持って知恵を働かせるべきです。

 

野生動物をそんな風にやたらと殺し続ける、そのしっぺ返しは結局

すべて、私たち人間に帰ってきます。

 

いや、もう帰ってきています。

 

動物たち、ごめんなさい。

 

神様、ごめんなさい。